チャネリング 社会情勢

その⑤ 拝金主義に毒された日本の未来、どうすれば豊かになれるのか(2022年4月10日)

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その④

団塊の世代の社長の中には、企業戦略が無いというよりも、経営をする気が全くない人が企業のトップに立っている場合があります。

この人たちは、企業資産を米国等に上手く切り売りして自分自身の利益にしています。

なぜそんなことになるのか?・・・

それは単純に、社長の器ではない者が社長になっているからなのです。

この社長たちは、人を蹴落としたり競争に勝つことは得意なのですが、人を上手く使って利益を上げることは全く不得手なのです。

米国の場合は、CEOにはそれに相応しい経営力のある人を外部から連れてきます。

日本の場合は、経営者としての経験が全く無い者が、年功序列で社長に就任するので問題なのです。

人事や人の動かし方をよく分かっている人は、普段の生活から常時そのことをよく考えながら生活しているものです。

人事や人の動かし方が全く分からない人は、せいぜい企業の資産を上手く自分自身の懐に入れる程度の悪知恵しか湧かないのです。

つまり、利益の生み出し方を知らないのです。

こういう人は、例え社長になったとしても自分よりも優秀な部下を蹴落として、自分自身の地位を守ろうとします。

部下は、優秀になり過ぎると蹴落とされるので、優秀さを発揮してはいけないことになります。最近は、部下が会社を見限って辞めていく風潮も現れています。

このような、企業を守る気が無い団塊の世代の社長は、その親の世代と違って核家族化した世代です。

そして、その企業を守る気が無いことは、

①一族を守る必要が無くなったこと

②オイルショックの時に、国から見捨てられたという強い恨みの感情があること 

③バブルの時に大した努力もせずに大儲けをして、それが自分の実力だと勘違いしていること 

等と無縁ではありません。

もし社長に自分の企業を守る気があるならば、国のその分野を必死で守ろうとするものです。企業人に守る気がない分野は、あっという間に外国に付け入られてしまいます。

もっと露骨な言い方をすれば、こういうタイプの社長にとっては、その企業が潰れてくれた方が実は楽なのです。

彼にとっては、周りの社員は全て自分のポストを狙うハイエナに見えるので、毎日が非常にきつくて疲れるのです。

彼は、人を蹴落とすのは好きなのですが、社長という責任の有る立場で企業に尽くすのは、真っ平ごめんなのです。

サッサと企業を切り売りして自分自身の利益にし、会社をつぶして辞めたいのが、実は誰にも言えない心からの本音なのです。

米国の場合のCEOは、常に部下をどう使って利益を上げるか、というマネジメントに取り組んでいます。

日本のこのような社長たちが常日頃取り組んでいるのは、どうやって周りの社員たちから自分の地位を守るかなのです。

その社長にとっては、社員とは自分の地位を脅かす競争相手でしかないのです。いまだに社員時代の続きをしているのです。つまり社長としては全くの無能なのです。用意された道をコツコツと真面目に登ることしか出来無いので、企業のイノベーション等は所詮無理な話なのです。

この経営手腕の無さは、人を使うノウハウの無かった日本の庶民の歴史と無関係ではありません。

日本に古来より存在した企業とは、ほぼ全て歴史的に家族経営的なものだったのです。

このような日本型の経営者が、現在の日本という国家に与える影響について「その⑥」で解説します。

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