金銭欲、支配欲、食欲など、世の中には多種多様な欲があり、様々な形でそれらの欲を発揮している人がいます。
そして、人が発揮するそれらの「欲」は「オーラ」となって現れます。
お金ばかりを追い求める人は、金銭を欲することを示すオーラで全身が満たされ、
また、人を支配することばかりを考えている人は、強い支配欲を象徴するオーラで全身が満たされています。
オーラを見ることができない人は、その形をはっきりと目にすることはできないかもしれませんが、相手のまとっている「雰囲気」を感じているものです。
「なんか、この人は胡散臭いな。」とか、「堅そうだけど信用できそうな人だな。」といった雰囲気を感じているのです。
これらの第六感的な感覚を具体的に説明することは難しいかもしれませんが、多くの人が共通して持っている感覚です。
ビジネスの分野でも、「第一印象で八割が決まる」「身なりだけで人物像が判断される」などと言われます。
実際にしゃべる言葉よりも、雰囲気の方を人は判断材料として重視しているのです。
この雰囲気とは何なのか？と問われれば、その正体はまさにオーラである、と断言することができます。
着ている衣服や装飾によっても、まとうオーラの色は大きく変わります。
態度や身なり、仕草、身に着けている装飾品や服装は、人に与える印象をコントロールするためにはとても大切です。
しかし、どんなに態度を変えたり豪華な装飾品で全身を着飾っていても、本人が発している「欲」のオーラは、なかなか誤魔化せません。
日ごろから人を騙そうとしている人には詐欺師特有のオーラが現れますし、親切な人、やさしい人には、善人特有のオーラが現れるのです。
もちろん、「類は友を呼ぶ」の法則で、詐欺師ばかりを引き寄せて騙され続けたり等、あまりに鈍感なために相手の悪意を見抜けない人もいます。
それでも「欲」というエネルギーは、人の本心そのものを表現するオーラですから、勘の鋭い人と出会えば、すぐに真意を見抜かれてしまいます。
自分自身が日ごろから考えていることがオーラに蓄積されていくため、これらのオーラを誤魔化すことは至難の業なのです。
そしてその自分の纏うオーラや雰囲気に合った人が、磁石のように引き寄せられてくるのです。
ですから、もしも幸福に生きたい、親切な人に囲まれて暮らしたいとあなたが思うならば、日ごろから人に親切にすることを学び、考え、そして日々実践していくことが大切なのです。
良い雰囲気はオーラとなってあなたの身体に現れ、同じような親切な人を引き寄せるためのパワーとなるのです。
オーラは偽ることができない本心であるからこそ、直感的にも「合う人」が引き寄せられてくるのです。
ですから、自分の周囲の人を見渡せば、自分自身が発しているオーラの傾向を知ることができることになります。
