【質問】
ロシアのウクライナ侵攻が激化して、ついにプーチンが核兵器の話まで持ち出しています。
本気なのでしょうか?驚愕しました!
プーチンは頭が狂っているのでしょうか?
【答え】
プーチンがウクライナに侵攻したのは、以前よりウクライナに進出していたヨーロッパの資本主義の投資家たちが、特にコロナ禍の中で下落している、ウクライナの土地や資源、産業を買いまくり、私したからです。
そして彼らがロシアよりも高い値段で資源を買いまくったので、旧来よりロシアがウクライナから輸入してきた資源がロシアに回らなくなったのです。
彼らは重要拠点の土地も買い占めて、それまでロシアにとって必要だった資源を合法的に横取りしています。
実はウクライナは、ロシアが侵攻する前から資本主義の強欲な投資家たちによって良いように食い荒らされて、国家そのものが私物化されて食い潰されていく様な状態だったのです。
それは政治にも言えることで、西側より入り込んだ色々な勢力が綱引きをして政治に影響を与えています。
ウクライナ国民は、国家が外国勢力によって揺れ動かされて行く中で、常に翻弄されています。
強欲な西側投資家たちによってウクライナという国家がいいように解体されて喰われていくのを何よりもプーチンは憎悪したのです。
現在、資本主義の西側諸国においては、グローバル化が極まって、個人の利益が何よりも優先されるようになっており、そのためには国家の利益(大切な資源、産業、土地)が何のためらいも無く自由に売り飛ばされています。
ロシアは社会主義国家として国がまだまとまりをを保っており、個人の利益よりも国家の利益が、当然のこととして優先されるのです。
ロシアから見ると、ウクライナが資本主義の強欲な投資家たちによって政治経済全てがバラバラに解体されて、中身を吸い取られていくように見えるのです。
実際ウクライナにおいては、オリガルヒ(国有企業を民営化することによって生まれた新興財閥)が登場することで一般国民はたいそう貧困化しました。
プーチンにとっては、国家の利益よりも個人の利益が最優先される、極まった資本主義は、まさに狂っているようにしか見えないのです。
西側に全包囲網で攻められれば、国家を守るためにはどんな手段も辞さない構えでしょう。
だから核兵器すら持ち出そうとしているのです。
西側諸国はプーチンの固い決意を見誤ってはいけません。
正当性はともかくも、プーチンは狂っているのではなく、ロシアの国家主義に従って、至極正常に反応しているのです。
アメリカ議会がプーチンの事を狂っているとしか思えないと言っていますが、彼らはもっぱら自らの利益のためにしか政治を行わないので、プーチンも当然自分の利益のためだけに行動しているはずだ、と思っているからです。
だからプーチンは自らの利益のために国民を犠牲にして戦争を起こしているに違いない・・・しかしこれでは自分が不利になるばかりだ・・・狂っているとしか思えない・・と思っているのです。