スピリチュアルの世界に触れていると、「チャネリング」という言葉をよく耳にすることがあります。
語源はその名前の通り、おそらく「チャネルする」、「チャンネルを合わせる」という意味から取られたのだと思いますが、実際にそれが何をすることを指しているのかといえば、例えば神様の言葉を降ろす、とか、宇宙人とコンタクトをして情報を伝える、霊界の存在とコミュニケーションを取るという一連のコンタクト手法を、スピリチュアル全般ではチャネリングと呼称してます。
例えば、死んだ人の魂を降ろして言葉を伝えるイタコや、神下ろしなどを行う巫女などが該当していると言えます。
しかし物理的に、そのような霊魂や神的存在が目の前に現れるわけではありません。
あくまでチャネリングを行っている本人の主観的な体験、もしくは自己申告に過ぎないのです。
要するに、チャネリングとは目に見えない様々な存在全般と、自分の感覚や体感を通してコンタクトを取ることを指しますが、では実際に誰と、どのような方法でコンタクトを取っているのか、という具体的な定義はなく、ここらあたりは主観的な体験に基づくので、定義はあやふやであると言えます。
そのためチャネリングと一言で言っても、その手法や伝達手段は様々であり、それこそ個人によってまったく異なるものであるといっても過言ではありません。
中には全く信じるに値しない情報を発信している者もいるでしょうし、反面、ただ曲解されているだけで実は正しい情報を発信していた、受け取り手や聞き手が内容を誤解していた、ということさえ十分にあり得ます。
チャネリングを通して得た情報が本当に正しいものであるかは、それを受け取った本人にゆだねられるのです。
どのような受け取り方をしたとしても、情報はただ情報でしかありません。
著名なジャーナリストが堂々と誤った情報を発信していることさえ当たり前のように行われている昨今、チャネリングから得た情報だからとそれらの情報を信じるに値しないと切り捨ててしまうことも考えものです。
私は医療、特に筋骨格系を専行していますが、テレビで日ごろから発信される番組が誤った情報ばかりを発信していることを知っています。ほとんど効果のないであろうサプリメントの宣伝広告を堂々と発信しているスポンサーも後を絶ちません。
しかし、テレビで発信されているから、新聞に載っているから、という安直な理由だけで、盲目的にそれらの情報を真に受けてしまう視聴者が多いことも事実です。
テレビ番組を制作している方々は、専門家ですらない方が大半であるにも関わらず。
それならば、医療を専行しているYOUTUBERの情報のほうが、よほど信用できるということさえ良くあります。
素人が見抜くことは至難でしょう。
何を信じるか、信じないかは、まさにあなた次第だと言えるのです。
