結婚をしている夫婦の夫の方が、浮気をする場合には、必ず発端となるきっかけがあります。
それは大まかに言って以下の三つに分けられます。
①妻が夫を日頃から軽視している場合
これは、妻が夫を心の底で冷淡に軽んじていたり、嫌悪していたり、人としての尊厳を認めていない場合で、夫の方も不満を募らせて浮気に走りやすくなります。
妻が夫を心底嫌悪しているにもかかわらず、生活を支えてもらっている場合は、妻が夫のエネルギーを喰らっていると言える関係になるやもしれません。
②妻の能力では夫を支えきれない場合
妻の方が夫を支える気が全くないか、または能力が著しく低く、とても支えることが不可能な場合には、夫の方も妻の存在を軽んじてしまうため、浮気に走りやすくなります。
③高い財力と知力のある男性（夫）には、他の女性が言い寄ることがよくあり、それに乗ってしまう場合。
例え既婚者であっても、財力の有る社会的地位の高い男性は、女性によくもてて浮気をするという話はよくあります。
こういう男性は、女性を人として見ておらず、物としてしか見ないタイプです。
言い寄って来る女性の方も、男性の財力と権力が目当てで、人として見ている訳ではないのです。
そしてその男性の妻ですら、実はその女性たちと同じように男性の財力と権力が目当てで近づいて、結婚した場合が多いのです。
だから例え妻と言っても、そもそも夫を支える気など元からありません。
この夫婦関係は、ビジネスライクな関係と言えます。
男性は、財力と権力をアピールし、女性は美貌を売りにした関係です。
ビジネスなので、お互いに飽きたり、もっと良いものが見つかると、気安く取り替えることになります。
つまり、夫は妻以外の女性の誘惑に乗りやすく、浮気をしやすいタイプになります。
★以上のことから、以下のことが分かります。
妻と夫のお互いが相手を尊重し、尊厳ある人間として扱わない場合に浮気をしやすくなり、離婚にまで突き進んでしまうこともあります。
結婚というのは、契約でありギブ アンド テイクの関係です。
だからそのギブアンドテイクの関係を維持し続けなければ、最終的に結婚生活が破綻することになります。
人は年月を経るとともに、仕事や環境が移り替わります。
そうすると結婚相手に提供出来るものも変わっていきます。
だから自分が提供するものが変化してしまったにも関わらず、相手に対して何時までも同じ役目を強要し続けることは、結婚の契約不履行になり、何れ破綻します。
この契約不履行の関係とは、相手を道具扱いして人として認めていないことと同義なのです。
こういう場合は、結婚生活が破綻せざるを得ません。
以上の事から結婚というものは、単に好きになったからだけで結婚するのでもなく、嫌いになったからだけで単純に離婚するというものでも無いということが分かります。
互いに人としての協力関係が無くなれば、結婚を維持すること自体が難しくなるのです。
